2017年4月25日火曜日

2017.4.22 牧内博幸ドミニカ共和国大使講演会「わが飯田、法政大学、バルセロナ、そしてドミニカ共和国」開催レポート

2017年4月22日、牧内博幸ドミニカ共和国大使の講演会が開催されました。


このイベントは、牧内大使が長野県飯田市(=SJ国内研修の実施地)の出身で、法政大学二部文学部英文学科で学んだあと外務省に入省、昨年まではバルセロナ(=SAスペイン留学先)の総領事を務めるなど、本学部と多くの接点があることを契機に企画されました。


大使と学生との交流の場ともなることを目指した本企画では、まずSJで飯田に行った韓国留学生キム・ジュアさんから人形文化に関する報告を、


またSAと私費留学でバルセロナに学んだ中目彩子さんから、スペイン音楽をジェンダーの視点で考える発表をしてもらいました。


次いで、牧内大使の講演に入り、生い立ちから始まって、とくに外務省入省後のスペイン語圏各勤務地での観察が語られました。昼間働きながら夜間に本学に通った際の苦労話や、その中で機会を着実に捕まえていった様子、中南米に勤務する外交官としての水面下での行動(人質救出など)や、キューバのカストロはじめ、接点のあった個々の政治家に対する人物評など、興味深いエピソードがたくさんありました。


会場には本学の学生・教員のほか、飯田・下伊那出身者、本学同窓生、スペインや中南米関係者など、30人あまりが集まりましたが、大使の気取らない人柄と、経験に裏打ちされた率直なお話に、各自が新たな知見や生き方のヒントを汲み取ったひと時でした。

以下は、企画した二人の教員からの感想です。
髙栁:まだ行ったことのない中南米が身近になりました。講演で触れられたドミニカ移民について、戦前の満州移民や同時代の北朝鮮帰国事業とも絡めながら、今後さらに追ってみたいです。
大西:机上の空論ではなく、スペイン語圏の最新情報を織り込んだ貴重なお話は、外交の最前線で活躍しておられる大使の熱い息づかいが伝わってくるものでした。すばらしかったです。


【関連リンク】
法政大学 国際文化学部Webページ
FICオープンセミナー「牧内博幸ドミニカ共和国大使講演会「わが飯田、法政大学、バルセロナ、そしてドミニカ共和国」」開催について(2017年4月5日掲載)

2017年4月20日木曜日

国際文化学部教員からのメッセージ

受験生の皆さんへ、国際文化学部教員からのメッセージをお届けします!

粟飯原 文子 准教授 
研究分野:アフリカ文学・文化
大学という場でしか出会えない知と教養。ときに悩みまどい、立ち止まりながらでも、一緒に培っていきましょう。

浅川 希洋志 教授 
研究分野:ポジティブ心理学(フロー経験と心理的ウェルビーイング)、文化心理学
文化とこころの問題を一緒に考え、一緒に flow(充実感をともなう楽しい経験)してみませんか?

和泉 順子 准教授 
研究分野:インターネット上の実空間情報制御、技術の社会性に関する研究
何事も最初から上手にはできません。大学生のうちにいろいろチャレンジして、失敗して、学んでください。

稲垣 立男 教授 
研究分野:コンテンポラリーアート
国際文化学部では、背景の異なるさまざまな生活や文化を理解し、行動することが大切です。

今泉 裕美子 教授 
研究分野:国際関係学、日本―ミクロネシア関係史、オセアニア研究、沖縄研究
日々の生活でなんとなく気になることを「私以外の誰がする!」というテーマに変え、追究したい方、歓迎します。

宇治谷 義英 教授 
研究分野:イギリス文学。とくにシェイクスピアの戯曲
メリハリきかせていきましょうか。

内山 政春 教授 
研究分野:朝鮮語学(文法論、語彙論)、朝鮮語教育、台湾の言語事情
自分の得意分野を見つけましょう。そこを起点に世界が広がっていきます。

江村 裕文 教授 
研究分野:「語用論」
どこの大学かっていうのは関係ないと思う。そこで師と呼べる人との出会いがあるかどうかだ。

大嶋 良明 教授
研究分野:コンピュータ音楽、メディアアート、映像音響作品の制作、eポートフォリオなど、我々の知的活動や芸術的表現の手段、媒体としてのコンピュータやインターネットを取り上げ、諸問題を検討します。
多彩な教授陣とユニークなカリキュラム。自分さがしのヒント、自己実現への手がかりが、ここにあるかも。

大中 一彌 教授 
研究分野:政治学、政治思想(フランス)
主な関心:ことばや文化と政治の関係に興味がある。 
キーワード:移民、国籍、政治不信、グローバル化

大西 亮 教授 
研究分野:スペイン語圏の文化と社会、スペイン語圏の現代文学
異文化は足もとに転がっています。

岡村 民夫 教授 
研究分野:ソシュール言語学、映画研究、宮沢賢治研究、温泉文化研究
人生に役立ついろいろな経験が積める学部です。

北 文美子 教授 
研究分野:アイルランド文学
学ぶことを一緒に楽しみたいです。

衣笠 正晃 教授 
研究分野:比較文学・比較文化、日本文学研究史
知ることは楽しい。それをひとと分かち合うよろこびを大学で体験してください。

甲 洋介 教授 
研究分野:日常生活を豊かにする人工物と情報空間のデザイン
趣味も大切だが、没頭して勉強できる学問を見つけよう。それも一生の宝です。

熊田 泰章 教授 
研究分野:文化の表出原理を、言語と言語以外のテクストについての理論的考察を通して解明する
インターカルチュラリティは、新しい概念であり、多くの文化が共存するための重要な概念です。

小池 康郎 教授 
研究分野:エネルギー論、サイエンスコミュニケーション
大きく文化社会が変わるときです。

輿石 哲哉 教授 
研究分野:英語学、音声学、言語学
ことばをないがしろにしない態度を身につけることは、とても重要です。ともに学び、成長していきましょう。

佐々木 直美 准教授 
研究分野:文化人類学:ペルーの文化 最近はペルーの祭りに登場する様々な舞踏について調査・研究中
自分の世界を広げたい人、4 年間の学びの旅へ一緒に出かけましょう!

佐々木 一惠 准教授
研究分野:歴史学(アメリカ文化・思想史)、ジェンダー研究、帝国主義研究
異なる文化や多様な価値観に自分を開いていこう!

佐藤 千登勢 准教授
研究分野:ロシアの文学、映画、芸術理論
結局、人は自分が望んだとおりの生き方をしてしまうようです。

重定 如彦 教授
研究分野:ユビキタスコンピューティング、人工知能、ユーザーインターフェース
人生は七転び八起き、くじけそうになった時も、あきらめずに頑張ればきっといいことがありますよ。

島田 雅彦 教授
研究分野:創作、小説論、文学史、戦後史、日欧交流史
普段使わない頭を鍛えてあげます。

島野 智之 教授
研究分野:系統分類学、生物地理学、多様性生物学
誰にも気づかれずにひっそりといる生き物のことを知りたい。生物多様性とは、人間が多様な価値観を受け入れるという事。生き物はそんな言葉とは関係なしに生きている。

ジョルディ・フィリップ 教授
研究分野:フランス語、大衆文化(比較研究)、日仏交流(仏教などにおける)
長い人生の旅立ちの始まりです。その旅は、第一歩から始まります。さあ、どうぞ、BON COURAGE!

鈴木 晶 教授
研究分野:ミュージカル映画の歴史、バレエの歴史
受験勉強をばかにしないこと。受験勉強は一生の財産になります。

鈴木 正道 教授
研究分野:欧米、特にフランスの文学、思想、言説分析、メディア
限られた時間をどう使うか。大学生活、そしてその後の人生の課題です。

鈴木 靖 教授
研究分野:中国文学と ICT を活用した中国語教育
大学は“知の消費者”から“知の生産者”へという“学びの転換”の場です。将来の自分に「私は学生時代にこんなことをした」と自信をもって言えるようにがんばりましょう。

須藤 祐二 准教授
研究分野:アメリカ文学
なかなか難しいでしょうが休まず着実に歩みを進めてください。市ケ谷キャンパスでお待ちしています。

曽 士才 教授
研究分野:現代中国および海外華僑・華人に関する文化人類学・民俗学的研究
異邦人を体感し、文化摩擦に遭遇する、タフなプログラムがあなたを待っています。

髙栁 俊男 教授
研究分野:日本と朝鮮半島との間の海峡を越えた人の移動の歴史、在日朝鮮人の文化活動全般、日本における朝鮮論の変遷
一つのテーマを深く掘り下げる学びこそ、大学での学びです。

竹内 晶子 教授
研究分野:欧米における能の受容、および文学・演劇理論を適用した謡曲分析
分かっていた筈の事がふと分からなくなる不思議な浮遊感を、大学で存分に味わってください。

田澤 耕 教授
研究分野:スペインの文化的活動を原語資料を用いて幅広く研究する
国際人、って何でしょうね? その具体的な姿がなんとなく見えてくる、そんな学部です。

栩木 玲子 教授
研究分野:現代アメリカ文学、映像文化
世界を見る目、伝える力を共に養っていきましょう。

中澤 史 教授
研究分野:スポーツ心理学
多くの人、物、事に接して自分を磨いてください。

中島 成久 教授
研究分野:文化の理論、ナショナリズム・エスニシティに関する理論、コロニアル・スタディ、開発と文化、インドネシア研究
人種・民族・宗教紛争研究というゼミを行います。各授業で取り上げた問題をさらに深めます。

中和 彩子 教授
研究分野: 19 世紀以降のイギリスの小説と文化・社会
皆さんにお目にかかれることを楽しみにしています。

林 志津江 教授
研究分野:ドイツ語圏文学、ドイツ語圏文化学・文化理論、日独文化交流史
未来は皆さんの手の中にあります。皆さんの人生がチャレンジに満ちた豊かな人生でありますように、応援しています!

廣松 勲 専任講師
研究分野:フランコフォニー文学(特にカリブ海域文学、ハイチ系ケベック移民文学)、ポストコロニアリズム理論、メランコリー
フランコフォニー(フランス語圏)という複言語・複文化社会を知っていくと、フランス語の魅力がさらに高まります。

保坂 嘉惠美 教授
研究分野:アメリカ文学・アメリカ文化:植民地時代から 19 世紀にいたる建国神話の脱構築
PUSH THE ENVELOPE !

マーク・エメリー・フィールド 教授
研究分野:人材資質の開発、日本経済と教育改革、英語圏の思想史
Your real challenges will start after you enter university.

前川 裕 教授
研究分野:欧米文学と日本文学の影響研究、および日米の犯罪小説の研究。創作(ミステリー小説)。
言語と文化を学びたい人は、ぜひ我が学部へ。魅力的な科目、魅力的な教授が君たちを待っています。

松本 悟 教授
研究分野:国際協力、開発と環境、国際 NGO、メコン河流域の地域研究
10 の事象を知ることも大切ですが、1 つの事象を見つめる10 の視点を身につけることも大切です。

森村 修 教授
研究分野:現象学的身体論、ケア文化論、生者と死者との共同体の構築をめぐる哲学的・倫理学的・宗教哲学的研究。
「卑怯な振舞をしてはなりませぬ」「弱い者をいぢめてはなりませぬ」「戸外で物を食べてはなりませぬ」「ならぬことはならぬものです」(会津藩「什の掟」)

リービ 英雄 教授
研究分野:戦後から現代までの文学の名作を読んで、時代の最先端のテーマを幅広くバイリンガルに読解する。
教授たちも学生たちも、日本語と外国語についてよく考えて、ことばの体験を大事にする学部です。